当社は、岩本俊治氏が貿易商社での経験を活かし、1983年7月に岩本商会を個人創業、当時は建築資材用の割竹の販売に特化していた。1984年9月には(株)岩本商会へ法人改組、1993年には弥富配送センターを開設、その後も竹の養殖資材・雑貨・包装資材を扱うようになり、業況の拡大を続けた。
2007年7月には現社長の岩本俊幸氏が代表取締役に就任。2008年10月には竹かごや竹ざるを包装資材・パッケージとして卸販売を行うサイト「竹かごネット」を開設、2009年12月にも竹かご・竹ざる・竹製品の小売通販サイト「かごや姫」を開設し、徐々に販売チャンネルも増やしている。
竹を扱う業界は「竹材」「竹製品」「竹パッケージ」の3つに大きく分けられる。ただ、これら3つの業界には横のつながりがほとんどない。例えば「竹材」業者に、「竹製品」の調達を依頼しても対応が難しいのだ。しかし、当社はこの3つの業界と太いパイプを持っていることから、竹に関するあらゆるものを調達でき、顧客のさまざまな要望に柔軟に対応できる強みを有している。
また、これまで竹を扱う業界では「BtoB」が主流であったが、当社は「BtoC」の開拓にも力を入れており、”竹をもっと身近に”をテーマとした営業を行っている。今後は前述のネット販売サイト「竹かごネット」「かごや姫」の売上増加に注力し、個人消費者からの小ロット受注の対応も強化する。
竹は、我々日本人にとって親しみがあるものの、現代はプラスチック製品が氾濫し、竹製品はやや遠くなった存在と言えよう。しかし、竹を包装材として利用するなど使い方次第で企業が扱う商品の「魅力」や「存在感」を引き出すことができる。当社は長年の経験や豊富な商品ラインナップから、このような提案ができることにも自信を見せる。
当社の取扱商品をより明確に打ち出すため、来春「(株)竹市場」(仮称)に商号を変更する予定だ。「選別受注で売上よりも利益重視の効率的な体制を構築している。消費者に竹を身近に感じさせることができる会社にしたい。」(岩本社長)と語る。今後の発展が楽しみだ。
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